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どうでもいい自意識

音楽を中心に箇条書きです

M(A)DE IN JAPAN/浜崎あゆみ

ayu 音楽

超遅刻です。すいません。でも書きます!笑
今書かないとあゆはまたどっか飛んでっちゃうので笑

M(A)DE IN JAPAN
こちらは発売前からliveで楽曲が披露されたり、AWAで楽曲配信されたりしていて、かなり現在進行形でファンの皆さん聴かれてたと言うか、同じ速度で認識が深まっていったアルバムだと思う。

自分自身は実は、liveにも行ってなかったり、AWAも利用してなかったりするので、曲をちゃんと聴くのはアルバムが初。

しかし、あゆがtwitterで歌詞の一部を呟いたり、雑誌のインタビューでアルバムについて答えていたりしたのを見て、どういうアルバムなのか、の認識はあった。

そこで思ったのが、

「新しい」

と言うことだった。



確かそのインタビューでは、アルバムについて聞かれ、現在の日本の在り方とが今回のアルバムに深く関わっている。とあゆは言っていた。そして、


「誰かを叩いて自分を正当化する人がいたりとか、今の日本は少しおかしいところがある。」


と言うような事を言っていて、(ニュアンスですいません)
これを聴いて自分は、なんかちょっと今までと違うな、と思った。


あゆが言っているのは、明らかにインターネットの事であり、(とは言ってないけど)その事について触れるのがまず意外と言うか、新しい、と思った。


とゆうか、そこに触れてしまうんだ!と思ったとゆうか......


今までならあゆは黙殺していたと思う。それは別に見ないふりをしていると言う事じゃないよ。ただ、あゆはまず、そうゆう闇に対してそもそも関わる気がないと思ってた。


しかし、今回その”現代の日本(の在り方)”がアルバムのテーマとなった。


これ、ものすごく新しい変化じゃないかと思う。


そして引き合いに出している人も多いと思うけど、やはりこのアルバムは2016年で言う、「Duty」なのだな、と。
A ONEがA Song forxx、sixxxxxxがLOVEppears、そして今回のM(A)DE IN JAPAN。


新しい一つの区切りから、あゆは新しくも同じ道筋をたどる。ただそれは過去の自分の模倣と言う訳ではなくて、現実に激しく向き合った結果、彼女の心は同じ道をたどるのだと思う。


Duty=やるべき事のイメージも共通しているしね。つまり今回のM(A)DE IN JAPANが彼女が今形にしなければいけないと思ったアルバムなのだと。


毎回毎回、新しいな、とか、まさかこんな所へ行くとは!とか感じるんだけど、正直今回は頭一つ分飛び抜けてると言うか、かなり新しい風が吹いてる、そんな感じがした。


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今回、個人的にまっさらな気持ちで聴きたいと思い、と言うかliveやAWAでの受け取りが出来なかったのもあり、車の中で初めに聴いてみた。普段は歌詞カード凝視で聴くのだけど。そしたら、まず

変な声!笑

と思った。そして歌詞聞き取れない!と思った笑

デジタルな声にしては歌い方が人間っぽ過ぎるし、人間味のある声にしては声がデジタル過ぎる。

で、ものすごい違和感なんだけど、あぁ、これが浜崎あゆみなんだな~と。(なんとなく声質的に中森明菜を思い出してしまった)


そして、聞こえないながらも聞こえてくる詞。twitterで一部を見ていたけど、とにかく現実がテーマ。それはいつも同じなのだけど、今回は特に”目の前の現実”。


ある一定の世界(日本)で輝き、外の人(外国の人)にはその良さや意図が伝わりずらいタイプと、どこの世界でも同じ様に伝わって、平等に外の人達にも伝わるタイプと、アーティストには二種類いると思うのだけど、(どちらが上、下とかではなく)
あゆは間違いなく後者。(ちなみに勝手に前者はSMAP椎名林檎、意外と宇多田ヒカル、後者は嵐やきゃりーぱみゅぱみゅGACKTなど、だと思っている)


それは、彼女の根底にある思想とも深く関わっているのだろうけど、結果的に言えばやはり歌詞の匿名性だろうと思う。


それが今回は縛り(日本)をつけて書かれた。
この事が歌詞の新しさの本質かな、と。


そして、いつもの事かもしれないけど、現実と向き合って本気で生きている、と言う前提があって歌詞が書かれている。

それがいつもは個人的な内容なのに、今回は日本と言う景色を通して映し出している。
つまり、現代日本で必死で生きている(私達)、という前提があり、そこから来る誰にも言えない苦しみであったり、喜びを描いた歌詞。


自分なんかが聴くと(読むと)、耳が痛いのだけど笑、不思議と嫌な気持ちにはならない。それは彼女がきっと痛みを知っていて、それを隠さず書いているから。


そして目の前のものが大事だと知っているから。



最近ドラマや音楽で、思うんです。なんだか現実と夢の関係が崩れているって。

現実をテーマにした作品が多くて、それ事態、いい事の様に思えて、実は危険信号なんじゃないかと。

本来そうゆうものは夢があり、夢を見せるもの。つまり太陽と月の様な関係だと思う。太陽が現実で月が夢。太陽の光によって月は照らされる。月は本来あってもなくても死なないもの。だけどだからこそ、それを見上げる心の豊かさ、美しいと思う心が大事なんじゃないかって。


あゆも現実、リアルをテーマに作品を作って来た。でもその流れに属してないと思うのは、あゆがその関係をちゃんと分かっているからではないか、と思う。


だから、そうゆう意味でも警鐘を鳴らしていると言うか、本来の太陽と月の関係、それを表したアルバムではないかな、と。現実に伴って光輝く言葉達を集めたアルバム。



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それでは曲紹介


曲目 一曲を除きwords:ayumi hamasaki



01.tasky

music & arrangement:tasuku


アルバムオープニング。海外から見た日本...のギリギリを狙った感じ。JAPAN=そういうアレンジ、と考えるとあまりにストレートだけど、これはきっと避けられないアプローチ。



02.FLOWER

music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku


大人になったから書ける詞。よく読むと


”もう直ぐで花咲く頃 あの頃は楽しみだった”


と言うのがVogueを思い出させる。けど、自分はある程度の大人になればみんな理解できる普遍的な意味で捉えてる。

”花になって”

とか

”離れてって”

とか

”忘れてって”

とか一瞬の感情を優先してるようで、限りある時間や空間を意識しているように思う。

いや、もしかしたらそこからも外れて独りになる瞬間を描いた歌かもしれない。



03.Mad World

music & arrangement:tasuku


”もし樹々が話せたら 何を訴えるだろう”

とか

”風が話せたら 何を訴えるだろう”

とか

らしいようできっと新境地。でもとってつけたように、環境問題をもっと考えて!とか説教臭さは感じない。きっと人と人との繋がりとかもっと深い気持ちが根底にある。

”この時代に心から吐き気が してるだとかって 本音はどこにやればいい”

というフレーズはこのアルバムを一番象徴するフレーズ。”ツケの神”と言う詞(これも新しい)もあいまって、どこか神話的なイメージも。



04.Breakdown

music:Tetsuya Yukumi arrangement:Yuta Nakano


一曲目と違い内側から見た日本、の様な気がする、落ち着くアレンジ。歌詞は彼女にとっての大切な人の事かなぁ、とか。

”こわいものなど今はもうないよ ただその事がとてもこわいよ”

という言葉を紡げるまでに、どれくらいの時間の有するのでしょうか...。


05.Surviver

music:Timothy Wellard arrangement:Yuta Nakano


詞の内容は日本と言うより東京かな、と思うのだけど、カワイイについてこうやって書けるのはそれを背負ってきた彼女だけでしょう。曲事態はMY STORYの雰囲気もあり(my name’s WOMENぽい)かなり久々のテイスト。懐かしい。

”僕らなら救える気がする 地球とかそんな大それた 事を言ってるんじゃない 例えば隣のあの子とか”

というフレーズを見た時、姉さん!一生ついてゆきます!となったよね笑(オレも生き抜きたい!)



06.You are the only one

music:Timothy Wellard arrangement:Yuta Nakano


ここでのonly oneは戦って、うまく行かなくて、自分に何もないと思っても、それでも君はonly oneだ、という事ですね。サビの歌い方はあゆの新境地というか、突き抜けるようなビブラートで美しい。この歌い方を生かした曲も今後もっと聴いてみたい、そう思わせる曲。



07.TODAY

music:Shun Ueno arrangement:Atsushi Sato & Takehito Shimizu


”特別な日じゃないけど~なんでもない今日が宝物”

と言う詞を見て、よくある詞だ、と思わないでください!ここからサビで永遠に飛びます!笑

”例えばそう僕らは永遠に 生きて行けるわけじゃないから 限りある時間の中でどれだけ愛せるかなんだよ”

そしてタイトルはTODAY。このアルバムで一番の感涙バラードかな、と。



08.Mr.Darling

music:Tetsuya Yukumi arrangement:tasuku


まず初めのアレンジで、ん?テクノ?と思い。けど、曲事態はアコースティックギターが中心になっており、なんだかあゆのフォーク魂を感じる一曲。(テクノとフォークの融合?)

”何の取り柄もない私でも”

という詞に今までだったら突っ込みを入れていたんだと思うんだけど...今回は違って。

あゆも一人の人間だと気づいたのかな笑

きっと目の前のものを大事にしたい気持ちが共感を呼んでいる。



09.Summer Love

music:Mayuko Maruyama arrangement:tasuku


イントロだけ聴いてEDM的なアプローチなのかな?と思いきやサビでポップに振り切れる。ありそうでなかった曲で、EDMが得意でなくても、軽めに聴ける、いい落とし方をしていると思う。
歌詞も簡単に書いているようで、夏に恋する(しそう)な気持ちをこれだけ曲の中で踊るように書けるのは素晴らしい。
Bメロのお互いを伺っている感じが好き。



〔bonus track〕10.Many Classic Moments

words:TETSUYA KOMURO and MARC music:TETSUYA KOMURO Produced:RedOne


bonus trackとなっているけどbonus trackじゃないですね、コレ。笑
むしろアルバムの本質を突いているかもしれない。”今から思って”いるのが、あゆにとっていつなのか、とか以前なら考えていたけど、あまり関係ないように思う。それがなくてもこのアルバムの物語は成立しているし、むしろそれよりも”今からでも遅くない瞬間”。それを大切にしたい、自分はそうゆう風に受け取った。





おまけ
pvはMad Worldが好きでした。
過去の浜崎あゆみをコラージュして使う、と言うあゆの得意技が久々に見れたので。あれだけは現在進行形のノンフィクションタイプのアーティストしか出来ない、ホントにかっこいいpvでした。


それでは読んでいただきありがとうございました。