どうでもいい自意識

音楽を中心に箇条書きです

初めて浜崎あゆみのライブに行った日

行って来ました。あゆのライブ。

 

ayumi hamasaki ARENA TOUR 2018

〜POWER of MUSIC 20th Anniversary〜

2018年5月12日 福岡マリンメッセ

その感想です。

 

 

まず、タイトル通り、自分は初めてライブに行ったので、今回のツアーの内容というよりも、浜崎あゆみのライブとは、みたいな感想になるかもしれないけど笑

 

そもそも、なぜファンになって10年も経つのに、ライブに行かなかったのか。

 

それは、怖かったから。本当に自分が見ているのは浜崎あゆみのリアルなのか?それを確かめるのが。

 

いや、というよりあゆに対する自分の気持ちがリアルなのか、それが怖かったのかもしれない。

 

リアル、それは信頼と言い換えてもいいかもしれない。

 

そもそも彼女を信頼していいのか、そこから自分のファンとしての歴史は始まっている。

 

つまり、その道がまだ続いていて...。だから自分の目で確かめるのが怖かった。もしもあの時感動した、救ってくれた、その気持ちが嘘になってしまったら...?と。

 

そう思う内に気がつけば10年経っていた。

 

それに、浜崎あゆみの音楽は一人で自分と向き合って、部屋でじっくり聴く、そんな風に思い込んでいたのだ。

 

だから、きっとそうじゃない理由であゆを好きな人達(もちろん思い込みです)と一緒に、同じ空間で、その気持ちを共有というか、自分の孤独を消費というか...。絶対に居心地が悪いんじゃないかって。うまく言えんけど笑

 

 

しかし、気づいたらTAから来たメールで、ライブの申し込みしてる自分がいたのだ笑

 

もういいだろう、腹括ろうぜ、ってね。

 

 

 

 

 

当日、幕が開いて。

 

 

まず、彼女が登場して、歌い始めた時、

 

「声綺麗」「声量凄い」って。

 

別に、映像とギャップがあった訳じゃなくて。それ自体は思った通りだったんだけど、プラスアルファ、その最初の一声で、「この日の為に、コンディションを整えて臨んでいるんだな」と。それが伝わってきて。そういうのって意外と一瞬で分かるじゃん?だからやっぱり思った通り、信頼出来るなって。

 

でね、自分は、映像とか画像で見る、あゆとの違い、リアルな浜崎あゆみを目に焼き付けよう、とライブに足を運んだのだけど、そのままだった。もう、ホントにそのままというか。良くも悪くも。年よりも、老けてるとも、若いとも思わなかったし、太ってるとも痩せてるとも思わなかったというか。ちゃんと39歳してるなーって笑。

 

だからそのまま過ぎて実感が湧かないというか。双眼鏡で何度も何度も覗き込んだんだけど、全然実感湧かないんだよね。見た目も歌声も何もかも。(精巧な3D映像を見てる感じ?)

 

コレ、現実なんだよなって、何回も思った。

 

 

で、内容としては...。凄く静かなライブだった。音量は爆音だったけど笑 そういう事じゃなくて。

 

凄く職人的というか。積み上げて積み上げて形にしてゆく。音楽というか、ライブ自体で全てを語っていて、無駄な所がないんだよね。それが凄く心地良かったなぁ。

 

 

 

歌声に関して言うと。

 

自分はあゆが過度にビブラートをかける歌い方には反対派なんだけど、これは、こういう歌い方になるわ、と。そういう音楽じゃん、と思ったりした。力強いバンドサウンド、オーケストラを従えたクラシカルな要素。そこに負けないようにすると、こういう歌い方になる。

(つまり、今回のライブで初めて、浜崎あゆみの音楽がどういったジャンルか、それに気づいたのだ。そして、彼女は裏も表もなく、真っ直ぐに提示していた)

 

で、今までは彼女なりのこだわりがあっての歌い方なのかな、と思っていたんだけど。

そうじゃなくて、多分これが自然なんだよね。ネガティブな意味じゃなく。だから素直に受け入れられてしまった。

 

ただ、彼女の声が安定している分、ライブでの音程の取れない感じ、声のコンディション、それも含めて、というかむしろそれを求めている自分もいた。

 

だって安定したものを求めるならCD聴いたり、DVD見たりするので充分だもん。それらとあまり印象が変わらない分、むしろライブならではの、感情がはみ出た部分があったら、テンション上がる。

 

 

こんな事求めるのは超少数派かもしれないけど。元々あゆはコンディション変わりやすい人なのに...笑

 

 

自分にとって歌の上手さなんてどうでもいいんだな、と思った。

 

 

自分でも意外だけど、もっともっと尖った部分があっていい、そう思った。

 

 

 

ライブ全体としても、物足りなく感じる部分は正直、あって。まぁ演出はコンセプトがそもそもなので、仕方ないのかなーとも思うんだけど。

 

凄く薄味というか。薄っぺらいって言いたい訳じゃないよ。そうじゃなくて、この味で来たかーーみたいな。そういう感じ。(自分の中のオカマがゾクゾクする感じ!笑 あれが足りなかった)

一部で言われている通り曲数ももう少し多かったらなーと思ったし。

 

ただ、物足りないという事は、まだ余白があるのでは、とも思った。綺麗事じゃなく、そう思った。

 

 

でもね、行ってみて印象が違った所もあって。

一番はダンサー。

自分はダンサーの名前とか、あまり分からないし、正直浜崎あゆみが一人で歌う場面がもっとあって欲しいと思っているのだけど(特にテレビでは)

ライブの構成上、ダンサーの人がいるという事はめちゃくちゃ優秀なのでは、と思った。そして、踊り始めると、静かにテンションが上がる自分がいて。その時に、あゆのショーがやりたいという思いがストレートに伝わって来て。これだったんだ、彼女のやりたかった事は、と。それに凄く納得してしまった。

 

 

 

 

印象に残った曲を挙げると。

 

不覚にも泣いてしまった、

 

「how beautiful you are」

 

丁度東京レインボープライドがあったりして、タイムリーなこの曲。

自分もゲイなんですが、やっぱりちょっと感じるものが多くて。

ただ、部屋で一人で聴いている感動とは、もう全然違うんだよね。構造自体が。

理屈じゃなく涙が溢れたというか。ちょっと冷静に言うと、大音量の音楽を聴いて、それが身体に流れ込んで来るんだよね。で、それが内側から身体と心を揺さぶる。それが涙になって溢れるの。

 

もう本気だから。一回しか聴いてないのに、それが分かってしまった。この人、毎回本気なんだろうな、って。それぐらい本気で伝えてくれて、もうなんか、気づいたら涙が溢れてた。

 

もう一曲は、

 

「ever free」

 

あの湿度の高い感じね...。たまらなかった。最初なんの曲か分からなくて。歌い始めた瞬間分かったんだけど。もうホントね、湿度の高い...これで伝わるかなぁ??あゆの声とかそういうのも含めて、これ、70年代のフォークみたいだなぁとか思ったりして。彼女のピュアな気持ちとダークな雰囲気と、それが”音楽”になっている事に感動して。

 

ライブ全体で、今回のテーマである、「音楽」を一番感じた曲だった。生バンドの良さを、凄く凄く感じた。

 

 

お客さんに関して言うと。

 

自分はアイドルのライブはみんながそのアイドルに対して同じ見方をしていて、アーティストのライブはそれぞれ違ったスタンスの見方をしている、と思ってる。

あゆは明らかに後者なのに、なんだか、みんながみんなあゆには同じ感情を抱いているのではないかな、と思った。

 

 

救ってくれてありがとう。

 

ステージに立ってくれてありがとう。

 

いつも元気を貰っている。

 

 

想いはそれぞれでも、浜崎あゆみに対しての愛情、その方向、種類がみんな同じというか。

 

なんだかみんな孤独を抱えているような感じがした。その孤独と浜崎あゆみが共鳴するような。

 

もちろんギャル率は高かったけど笑 外国人、男性、大人しそうな人までいろんな人がいた。ここに居る人達みんなあゆが叩かれたら悔しがったり、傷ついたりするのかな、と思ったらなんだか泣けてきた笑 凄く愛が溢れているな、と。

 

後、自分のすぐ近くにいわゆる突っ込み屋というか笑、そういう男性二人組が居たんだけど。

 

例えば開演前にあゆは体型の変化も含めて売りになっている、とか。

 

あゆが始めに登場した時に綺麗ーって呟いていたりとか。

 

この曲上手かったから次危ないかもよ、とか笑

 

あゆが近づいて来た時に、小ちゃっ!って言っていたりとか。

 

それを聴きながら、あゆにはこういう人達が必要なんだなって思った。突っ込み役。

 

そう考えると、アンチの人にもあまりイラっとしない自分が居る事にも気づいた。単純にアンチ=突っ込み役って訳じゃないよ。

浜崎あゆみはやっぱり宗教なので。肯定しなくちゃという脅迫心理と、その対局にいるアンチと。

でもそうじゃない、普通の突っ込みがあってもいいんじゃないかと思ったのだ。

 

言ってはいけない事にしちゃいけないなって。それを自分の目で確かめた自負が支えてくれてるんだと思う。

 

だから突っ込み役は必要。それは内側にも外側にも。浜崎あゆみがより届きやすくなる為に。

 

 

アンコールの時、止まないあゆコールを聞きながら、目を閉じて感慨にふけっていた。

この十年、あゆを好きになって十年。短いと思ってたけど色々あった。あゆだって十年分年を重ねて、自分も成人したし。

その十年が光の速度で埋まってしまったというか。このライブで。 

 

ライブを見ている間、どうしてこの人、こんなに叩かれなくちゃいけないんだろうと思った。普段は「あぁ、そういう事言ったらまた叩かれる」「どうか叩かれてませんように」とか、そんな事ばっかり思っているのに。

 

こんなにも真っ直ぐで清くて、音楽に対して紳士で。どうしてなんだろう?って思ってしまった。

 

浜崎あゆみの居場所はここにある。

 

あの場所は、浜崎あゆみが叩かれるとか叩かれないとかじゃなく、全てを音楽で返してくれる場所です。

 

 

 

 

 

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隣の隣の席のお姉さんがくれました。優しい!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そう言えば...

 

 

あゆ「今日ライブ来るの、楽しみにしてくれてた人??」

 

観客、手を挙げる。しかし手を挙げない人もチラホラ...

 

あゆ「えっ手を挙げてない人は楽しみにしてなかったって事??」

 

観客、笑いながらザワザワww

 

あゆ「でもいいよ、来てくれたけん♡」

 

会場全体に暖かい空気が^_^

 

 

 

みたいなやりとりがあって可愛かったです。